こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。
これまで何度となく頭痛日記で触れてきましたが、私は土日の休みになるとついつい寝過ぎてしまいます。
寝過ぎてしまうと、決まって頭痛に襲われてしまい、せっかくの休日を楽しめずに終わってしまうこともよくあります。
私のこれまでの経験や頭痛専門医のお話などを踏まえると、寝過ぎによる頭痛は主に2つのパターンがあるようです。
寝過ぎた時に発生する頭痛がどちらのタイプか見極められれば、適切な対処方法をとることで頭痛を解消したり、軽減したり、できるかもしれません。
そのためのヒントになればと思い、今回は2つの頭痛タイプ別に、その原因と対処方法について、ご紹介したいと思います。
頭痛の痛み方による分類
寝過ぎによって発生する頭痛には、2つのタイプがあります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、首や肩などの筋肉が緊張することで発生します。
寝過ぎてしまうと、布団の硬さや枕の高さなど、身体に合っていない寝具を使うことによる負担が大きくなってしまいます。
また、寝ている時の姿勢が悪いと、背中や腰にも負担がかかってしまいます。
結果として、首や肩などの筋肉に負担がかかり、ハリやこりとして現れて、緊張型頭痛の原因となります。
このタイプの頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍痛が、長時間続きます。
身体を動かしても痛みが悪化することは無く、吐き気があっても嘔吐するまでには至らないことがほとんどです。
片頭痛
片頭痛の場合は、色々な原因によって発生します。
そのひとつが寝過ぎと言われています。
睡眠中は、副交感神経が優位に働いており、リラックスした状態となっています。
副交感神経が活発になると、血管が拡張します。
寝過ぎてしまうことで、自律神経の働きが不安定になり、目覚めてもしばらくの間、血管が拡張した状態となります。
この拡張した血管が三叉神経を圧迫して痛みとなって現れます。
このタイプの頭痛は、ズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し起こります。
身体を動かすと悪化することがあるので、酷い場合は起きていられなくなります。
吐き気を伴うこともあり、悪化すると嘔吐してしまう場合もあります。
タイプ別寝過ぎ頭痛の対処方法
それぞれのタイプの頭痛は、原因も症状も違い、対処方法も違ってきます。
間違った対処方法は、頭痛を悪化させてしまう場合もあるので、注意して下さい。
緊張型頭痛の対処方法
緊張型頭痛の場合は、とにかく筋肉の緊張をほぐす、温めるというのが、対処方法のセオリーです。
後述する片頭痛の対処方法とは真逆になるので、対処方法を間違えないようにしましょう。
【蒸しタオル】
出来れば、湯船にゆっくり浸かって、筋肉をほぐすのが良いのですが、頭痛が出ている状態での入浴は、危険を伴う場合もあるので、いきなり入浴せずに、最初は、蒸しタオルで後頭部や首回り、肩などを温めてみましょう。
【ストレッチ】
こちらも適度な運動、と言いたいところですが、頭痛がある時にウォーキングやジョギングを始めるのは難しいと思います。
まずは、身体をほぐすように軽めのストレッチから始めて、指圧などのセルフマッサージをすると、筋肉の緊張もほぐれてきます。
【水分補給】
水分が不足していると、血流が悪くなり、緊張型頭痛を起こしやすくなります。
適度に水分を補給して、血の巡りを少しでも改善してみましょう。
ただし、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は血管を収縮させる効果があるので、逆効果になります。
私も以前、肩こり改善のために水分を摂るように指導していただいたことがあったので、少しでも緊張型頭痛の改善に役立つと思います。
片頭痛の対処方法
片頭痛の場合は、血管の拡張を抑える方向での対処が必要になります。
具体的には、緊張型頭痛の逆になります。
【熱吸収シート】
一部の専門家は効果が無いという話をされていますが、私個人が実際に使ってみて頭痛の頻度や症状を軽減できたので、一定の効果は期待できると感じています。
おでこに貼るのが一般的ですが、後頭部や首の付け根に貼るとより効果が期待出来るようです。
【カフェイン】
前述したように、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は、血管の収縮を促す作用があります。
片頭痛の原因となっている血管の拡張を抑えてくれるので、頭痛を軽減してくれる可能性があります。
【安静にする】
片頭痛は、音や光、匂いなどに過敏になってしまうことがあります。
また、身体を動かすと悪化することがあるので、部屋を暗くして、静かなところで横になって安静にしましょう。
寝過ぎで片頭痛になって、また横になって安静にするという、1日をもったいない使い方にしてしまうので、こうならないように気をつけましょう。
まとめ:寝過ぎによる頭痛は2タイプ、対処方法も違うので注意!!
寝過ぎによって起こる頭痛は、緊張型頭痛と片頭痛の2パターンがあります。
それぞれの対処方法は、真逆のものになっているので、対処方法を間違うと、解消するどころか悪化してしまうことがあるので、注意が必要です。
緊張型頭痛の場合は、頭部全体が締め付けられるような鈍い痛みが長く続きます。
片頭痛の場合は、こめかめ辺りがズキンズキンと脈打つような痛みが断続的に現れます。
身体を動かして痛みが変わらないか、ひどくなるか、
吐き気を伴うかどうか、
光、音、匂いなどの刺激に敏感かどうか、
いくつか判断材料がありますので、参考にしてみて下さい。
また、判断がつかない場合や上記の対処方法でも改善しない場合は、医療機関を受診して下さい。
最後に、「寝過ぎないことが一番の予防方法です!!」