こんにちは、みつです。
私は片頭痛に悩まされることが、最近多くなっているのですが、私の場合は前兆のない片頭痛に分類されるようです。
専門医に診てもらったワケではないので、これまでの頭痛の経験から導き出したものなので、正確に調べると別な分類かもしれませんし、場合によっては、違う病気が隠れているかもしれません・・・。
もし気になる方がいらっしゃる場合は、早めに専門医に診てもらうのが良いかと思います。
一応、私は脳神経外科で一度診てもらい、MRIで調べてもらったことがありますが、その時は問題ないという結果でした。
実際、95%以上は問題ないということなのですが、自分の頭痛の種類については、より詳しく調べてもらう必要があります。
では前兆のある片頭痛とは、どのようなものなのでしょうか?
片頭痛の種類
片頭痛は大きく6種類に分類されます。
この大きな分類は、さらに細かく分類されます。
私の片頭痛の場合は、「前兆のない偏頭痛」「前兆のない偏頭痛の疑い」のどちらかである可能性が高いと思われますが、検査してみるともっと違う結果が出る可能性もあります。
前兆のない片頭痛 | |
前兆のある片頭痛 | 典型的前兆に片頭痛を伴うもの |
典型的前兆に非片頭痛様の頭痛を伴うもの | |
典型的前兆のみで頭痛を伴わないもの | |
家族性片麻痺性片頭痛 | |
孤発性片麻痺性片頭痛 | |
脳底型片頭痛 | |
小児周期性症候群 | 周期性嘔吐症 |
腹部片頭痛 | |
小児良性発作性めまい | |
網膜片頭痛 | |
片頭痛の合併症 | 慢性片頭痛 |
片頭痛発作重積 | |
遷延性前兆で脳梗塞を伴わないもの | |
片頭痛性脳梗塞 | |
片頭痛により誘発される痙攣 | |
片頭痛の疑い | 前兆のない片頭痛の疑い |
前兆のある片頭痛の疑い | |
慢性片頭痛の疑い |
片頭痛の前兆
片頭痛の種類にあるとおり、片頭痛には前兆を伴うものがあります。
患者全体のおよそ20~30%で前兆が現れると言われています。
前兆は、片頭痛の発生直前または発生と同時に起きます。
前兆自体は、5~20分くらいで徐々に現れて、1時間程度で治まってきます。
前兆のパターンとしては、
1. 色々な閃光が現れて視界を遮る(光視症)
2. ジグザグのような線が見える(要塞スペクトル)
3. 暗い点のようなものが視界を遮り、徐々に広がっていく
4. 片側の視界が消失(視野狭窄)
1~3をまとめて、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼びます。
その他、視界がチラチラ光って見えたり、スモークガラスのように見えたり、という症状を訴える方もいます。
閃輝暗点(せんきあんてん)とは?
閃輝暗点は、眼球の異常ではなく、視神経周辺の血管の収縮によって起こると言われています。
片頭痛も血管の収縮によって起こると言われており、同じ原因で現れるため、片頭痛の前兆として閃輝暗点が現れることがあります。
症状としては、上記でご紹介したとおり、閃光や暗い点、ジグザグなどの光が視界を遮るように見えます。
また、ジグザグが歯車のように見える場合もあり、文豪 芥川龍之介が「歯車」の一節で、
歯車は次第に数を殖ふやし、半ば僕の視野を塞ふさいでしまふ、が、それも長いことではない、暫らくの後には消え失うせる代りに今度は頭痛を感じはじめる
と記しています。
これは正に、片頭痛の前兆として現れた閃輝暗点であると考えられています。
前兆のある片頭痛は結構怖い
前兆のある片頭痛を抱えている方は、前兆の現れ方によるかもしれませんが、視野狭窄など視界に不安が現れるとこのまま失明してしまうかもしれないのでは?という恐怖に襲われるともあるそうです。
しかも、前兆が現れた後には、片頭痛が襲ってくるので、心身ともにダメージを受けてしまう可能性があります。
頭痛の経験が無いもしくは、軽い頭痛しか経験していない方には、大したこと無いと思われるたりするかもしれませんが、頭痛は色々な病気が隠れていたり、大きな病気に発展する可能性がある万病の元とも言えます。
周りの方の理解も必要ですが、片頭痛を持っているご本人もきちんと理解して、専門の医師にしっかりと診てもらうことを考えてみることが必要ですね。
閃輝暗点の予防と対処方法
閃輝暗点は、血管の収縮に関係していると言われています。
マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分を補給することで、血管の収縮を正常な状態に整えることができます。
閃輝暗点が発生してしまった場合は、「ロキソニン」などの頭痛薬で軽減できる場合があります。
逆に、閃輝暗点が現れても頭痛が発生しない場合は、注意が必要かもしれません。
いずれにしても、閃輝暗点が発生したら、病院に行くことをオススメします。
まとめ
私の片頭痛では、閃輝暗点が現れませんが、前兆が現れた場合、とても不安になり、もしかしたら失明してしまうんじゃないか?
と、精神的にダメージを受けてしまうこともあります。
通常の場合は、自然と回復していくので心配はないと思いますが、片頭痛と同じで違う病気が隠れている可能性もありますので、しっかりと専門の病院で診てもらうのが良いと思います。