こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。
片頭痛を持っている方は、色々な刺激に敏感になっていることが多いようです。
光や音、匂いや気圧などはもちろんですが、食べ物によっても片頭痛が起きることがあります。
片頭痛は、血管が拡張することで炎症を起こしたり、周辺の神経を圧迫することで発生すると言われています。
つまり、光や音、匂いや気圧などの刺激によって脳が過敏に反応することで、血管が拡張してしまうことになります。
食べ物の中には、血管を拡張させる成分を含むものがあり、片頭痛を引き起こすキッカケになることがあります。
逆に、血管の拡張を抑える働きのある食べ物もあるので、今回は片頭痛に良い食べ物、悪い食べ物をご紹介したいと思います。
片頭痛に悪い食べ物
食べ物の中には、血管を拡張させる成分を含むものがあります。
血管を拡張させる食べ物は、片頭痛を悪化させる可能性があるので、出来るだけ控えた方が良いです。
必ずしもすべてが悪いというワケではないですし、食べても頭痛にならないこともあります。
いずれにしても、食べ過ぎは良くないので注意しましょう。
逆に緊張型頭痛の場合は、血管を拡張させる働きによって血行を良くし、痛みを軽減させる効果が期待できます。
【チョコレート、チーズ】
チョコレートやチーズには、チラミンという成分が含まれています。
チラミンは血管を収縮させますが、その効果が無くなると反動で血管を拡張させてしまうことがあるため、片頭痛を悪化させる可能性があります。
【赤ワイン、チョコレート】
赤ワインやチョコレートなどに含まれるポリフェノールには、抗酸化作用があり、動脈硬化の予防などに効果があると言われています。
もうひとつの効果として血管を拡張させるため、片頭痛の解消には逆効果となってしまいます。
チーズもチョコレートも好きな私としては、ちょっと残念なお知らせでした。
これまで、ストレス解消や疲れを取るために、結構頻繁にチョコレートを食べていたので、もしかすると頭痛の一因になっていたかもしれません。
また、赤ワインにはアルコールも含まれるため、アルコールが血管を拡張させるので、片頭痛の前兆がある場合は控えた方がよさそうです。
【中華料理、カップ麺、スナック菓子】
グルタミン酸ナトリウム、うま味調味料を含む食べ物は血管を拡張させてしまいます。
中華料理店症候群(チャイニーズ・レストラン・シンドローム)とも呼ばれており、胸部の圧迫感や不快感、顔面の紅潮、腹部の不快感などを伴う頭痛が起きることがあると言われています。
片頭痛に良い食べ物
片頭痛の原因が血管の拡張にあるため、血管の拡張を抑える働きのある食べ物が効果的なようです。
逆に緊張型頭痛の場合は悪化させる可能性があるので注意が必要です。
【海藻類】
昆布やワカメ、海苔などの海藻類はマグネシウムを多く含んでおり、血管収縮拡張を正常な状態に整える働きがあります。
特に「あおさ」には100g当たり3,200mgものマグネシウムを含んでいるため、少量でも効率よくミネラルを摂取できます。
【コーヒー、緑茶、紅茶】
コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させる効果があります。緑茶や紅茶にも含まれていますので、コーヒーが苦手な方でも効果が期待できます。
ただし摂り過ぎは、かえって頭痛を悪化させる可能性がありますので注意が必要です。
【バナナ、ナッツ類】
これらの食べ物にもマグネシウムが含まれていますので、良い効果が期待出来ます。
バナナには、100g当たり32mgのマグネシウムが含まれていますが、カリウムも360mg含まれていますので、むくみの解消や利尿効果、高血圧の改善などが期待でき、神経伝達にも作用するので頭痛の軽減にも一役買ってくれそうです。
またアーモンドは100gあたり310mgのマグネシウムを含んでいるので、より効率良く摂取できます。
【レバー、卵、ほうれん草、ヨーグルト】
ビタミンB2を含むので、血圧を下げる効果が期待出来ます。血圧が下がる事で血管も収縮し、片頭痛の緩和が期待されます。
レバーはビタミンB2を豊富に含んでいるので、ビタミンB2の摂取には最適ですが、好き嫌いがはっきり出てしまう食材だと思います。
卵、ほうれん草、ヨーグルト等は、含有量が少ないですが、比較的手軽に購入できる食材ですので、続けて取り入れるにはいいかもしれません。
まとめ
片頭痛に良い食べ物は、血管の拡張を抑える働きのあるものが効果的です。
海藻類やバナナ、ナッツ類などに含まれるマグネシウムは、血管を正常な状態に戻してくれます。
コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、血管を収縮させます。
ほうれん草やヨーグルトなどのビタミンB2によって血圧を下げてくれます。
これらの食べ物は、片頭痛の痛みを和らげることが期待できます。
反対に、チョコレートやチーズに含まれるチラミンを過剰摂取するとかえって血管を拡張させてしまいます。
赤ワインやチョコレートなどに含まれるポリフェノールにも血管拡張の作用があり、中華料理やスナック菓子に含まれるうま味調味料の成分(グルタミン酸ナトリウム)にも血管を拡張させる効果があります。
特に、うま味調味料は、胸部や腹部の不快感を伴って頭痛を悪化させる可能性があります。
赤ワインを飲みながら、チーズやチョコレート、スナック菓子をおつまみにするのは、片頭痛まっしぐらな行為ですね。
逆にバナナとヨーグルト、紅茶を飲みながら優雅に過ごすのが、片頭痛の解消には良さそうですね。