皆さんは、どんな中華料理は好きですか?
片頭痛の原因の一つと言われている、中華料理店症候群(チャイニーズレストラン・シンドローム)と言うものがあります。
これは、中華料理店では、うま味調味料が多く使われており、このうま味調味料に含まれているグルタミン酸が血管を拡張させて、頭痛を誘発させると考えられていました。
しかし近年の研究では、グルタミン酸の摂取と頭痛の関係について医学的根拠は認められていないそうです。
では何故、このような誤解が生まれたのでしょうか?
グルタミン酸ってそもそも何?
うまみ成分には、「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」と呼ばれるものがあります。
グルタミン酸は、
・昆布
・人参
・玉ねぎ
・ブロッコリー
・トマト
などに含まれている天然のアミノ酸の一種です。
イノシン酸は、鶏肉や豚肉、牛肉、かつおなどに含まれています。
グアニル酸は、しいたけなどのキノコ類に含まれています。
いずれも自然界に普通に存在している天然の栄養素です。
グルタミン酸の役割と作用
グルタミン酸は、天然のアミノ酸であるため、身体への負担も少なく安全性の高い、重要な栄養素の一つと言われています。
グルタミン酸が身体に与える効果としては、免疫力の向上、集中力・記憶力の向上、疲労回復などが期待できると言われています。
一方、グルタミン酸は興奮性アミノ酸とも言われており、神経系に作用することが知られています。
脳過敏となっている片頭痛持ちには、この作用が頭痛発生の要因になると考えられています。
グルタミン酸の取り過ぎには注意
頭痛持ちの方も、頭痛の無い健康な方も、いずれにしてもグルタミン酸の取りすぎには注意しましょう。
グルタミン酸を大量に摂取、中華料理の食べ過ぎで、身体が火照ったりしたことはありませんか?
私は何度か身体が火照ることが何度かありました。
中華料理を食べ過ぎて片頭痛が出るということはありませんでしたが、私の場合は食べ過ぎは、もしかしたら何かしらの影響があるのかもしれません。
基本的には、グルタミン酸は天然の食物に含まれているアミノ酸なので、人体に大きな影響が少ない安全なものです。
しかし、塩分や糖分、脂質と同じで取り過ぎは、体内で処理するのに腎臓や肝臓などに負担をかけてしまいます。
いくら美味しいからと言って、食べ過ぎには注意しましょうね!!