こんばんは、頭痛解消ラボのみつです。
本日放送の「ホンマでっか!?」で、小さいおじさんの正体は、片頭痛の前兆と紹介されていました。
今回の内容は、超常現象やオカルトが中心に語られているようでしたので、いつにも増してマユツバな感じですが、なぜ小さいおじさんの正体が片頭痛の前兆なのか、その理由について解説していきたいと思います。
片頭痛の前兆とは
片頭痛には、前兆がある場合と、無い場合があります。
片頭痛の患者のうち、約3割が前兆を伴う片頭痛と言われています。
前兆がある場合、目の前がチカチカ光って見えたり(閃輝暗点(せんきあんてん))、ギザギザの模様が目の前に現れたり、視界が暗くなったり狭くなったり(視野狭窄(しやきょうさく))が現れます。
前兆の現れ方は人ぞれぞれで、歯車のような模様が見えたり、ジグザグの線が見えたりすることもあります。
前兆は、およそ5分~60分の間に現れ、治まるころに片頭痛が発生します。
小さいおじさんの話
何人か集まって、不思議な体験の話をすると、必ずと言ってよいほど、「小さいおじさん」を見たという話が出てきます。
・身長は10cm~20cmくらい
・中年風の男性
・木の上、林の中、神社、浴室、寝室などに現れる
・ジャージ姿、パジャマ姿、侍、緑色など、様々な形態
芸能人の間でも多数の目撃談がテレビなどで語られており、2009年ごろから現在に至るまで、都市伝説として語られています。
「小さいおじさんが自転車に乗っていた」
「2人のおじさんが自宅のポットを動かそうとしていた」
「全身を使ってスマホを操作していた」
「浴室に現れて、怖くなったのでシャワーで流した」
「ネコに咥えられて行った」
などなど、シチュエーションも様々で、滑稽な話も多い。
小さいおじさんの正体
話を戻しますが、片頭痛の前兆は、様々な現象があり、その一例として、自分の身体や周りの人が大きくなったり、小さくなったり感じることがあるそうです。
また、テレビに映っている人が、飛び出してきて見えたりすることもあるそうです。
これらの前兆現象が、小さいおじさんの正体ではないか、というお話でした。
「不思議の国のアリス」の作者、ルイス・キャロルも片頭痛持ちで、その前兆現象が物語りのモチーフになっているのではないかという話も付け加えられています。
UFOの目撃も片頭痛の前兆!?
片頭痛の前兆として現れる閃輝暗点を絵に描いてもらうと、UFOを目撃した人が描いた絵と似ているため、もしかするとUFOの目撃談も片頭痛の前兆が原因かもしれないという説もお話されていました。
UFOを目撃した人が、その後頭痛に襲われたという共通の事例があればその可能性もありますが、前兆があっても頭痛が出ないこともあるので、一概には言えないかもしれませんね。
まとめ:小さいおじさんの正体は片頭痛の前兆で見える幻覚の可能性もある
小さいおじさんを見た後で頭痛が出たという話までは言及されていませんので、その可能性もある、という程度のお話にとどめておいた方が良さそうです。
片頭痛の前兆は実際にありますし、様々な現象が現れることが知られています。
それが直ちに、小さいおじさんとかUFOという話には、結びつかないかもしれませんが、個人的には小さいおじさんは、居た方が面白いと思っています。
私自身は、まだ小さいおじさんにはお目にかかっていませんが、片頭痛で前兆のある方は、気をつけて下さいね。