こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。
今年の夏は、熱中症で救急搬送される方が非常に多くなっているようですね。
そりゃぁ、40度超え連発していたら、倒れてしまいますよね?
もう20年以上、異常気象と言われ続けていますが、今年は特に異常な感じがしますね。
北海道に住んでいると、30度を超えてくると生きた心地がしなくなります。
30度くらいで、と思わないで下さい。
北海道は、エアコンの普及率が25%程度なのです。
北海道の家屋は、冬の寒さに備えて密閉性が高くなっています。
なんだったら、外より家の中の方が暑い・・・ってこともよくあります。
40度オーバーは、経験したことが無いので、どれだけ大変なのかは分かりませんが、今年は全国どこにいても熱中症の危険がとても高くなっていますね。
熱中症は、その症状によって3段階に分けられています。
熱中症によって起こる症状のひとつに頭痛があるのですが、その場合は実は注意が必要な状態なんですね。
今回は、熱中症の症状別の対処方法について、ご紹介したいと思います。
そもそも熱中症とは?
専門家ではないので、私もよく混乱してしまうのですが、熱中症、熱射病、日射病、それぞれの違いは、ご存知でしょうか?
実はそれぞれまったく別物なんですね。
よく聞くのは、
「熱中症は部屋の中にいれば大丈夫。」
という間違った判断です。
これは、日射病と熱中症を混同してしまったことによる誤解から生まれています。
まずは、それぞれの違いについて理解することが重要です。
簡単ですが、その違いについてご紹介致します。
熱中症
熱中症は、暑さが原因で起こる様々な体調変化の総称になります。
高温、多湿が原因になるので、室内、屋外、問わず発生します。
昔は熱中症という言葉は一般的ではなかったため、高齢の方は、熱中症と日射病を混同されることが多いので、熱中症は室内に居れば大丈夫と思ってしまうかもしれません。
熱射病
熱射病は、この3つの中では一番重篤な症状になります。
高温多湿な環境で長時間活動するなどして大量の発汗により、ミネラルや水分が不足した状態になって、体温調節機能に支障をきたし、意識障害となります。
体温が40度を超える状態となるのですが、体温調節機能が麻痺しているので発汗せずに熱が内側にこもっていく大変危険な状態です。
日射病
直射日光による日焼けなどが原因で発症します。
発汗が無いまたは少ない状態のため体の内側に熱がこもっていきます。
日射病も進行すると、意識障害に陥るので、つばの大きい帽子や日傘、小まめな水分補給で予防しましょう。
熱中症の症状について
まずは、熱中症の症状についてお話したいと思います。
軽度、中度、重度、と3段階に分けられていますが、当然のことながら、重度が一番重い症状になり、最悪は命の危険にまで発展する恐れがあります。
軽度
軽度の熱中症の場合、たちくらみやめまい、失神を起こすことがあります。
これは、一時的に脳への血流が不足してしまうことによって引き起こされ、「熱失神」とも呼ばれています。
また、筋肉痛や筋肉の硬直(こむら返り等)が起こります。
こちらは、発汗によって塩分やミネラル分が欠乏状態になることで起きてしまいます。
こむら返りを経験したことがあれば分かると思いますが、筋肉が痙攣を起こし、強い痛みがあります。
「熱痙攣」とも呼ばれています。
この段階であれば、涼しいところに移動して、横になって安静にし、充分な水分・塩分補給で改善されます。
中度
中度の熱中症になると、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、倦怠感、意識低下、脱力感がいくつか重なって発生します。
体温も上昇し、39度を超えることもあります。
「熱疲労」とも呼ばれています。
この状態の時に判断を誤ってしまうと、重度へと進行してしまい、大変危険な状態になってしまいます。
意識低下が酷くなり、自分の名前や場所、日付などが答えられない、自力で水分補給が出来ないなどの場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
重度
重度の症状になると、中度の症状に加え、意識障害、痙攣発作、肝・腎機能障害など、目に見えない症状も表れて重篤化してきます。
この段階は、「熱射病」に該当します。
こうなったらすぐに医療機関へ搬送しなくてはいけません。
まとめ:熱中症による頭痛は危険、しっかりと水分・塩分補給と適度な休憩を。
いずれにしても、境界線がはっきりとあるわけではないので、軽度でもすぐに重症化する場合もあります。
少しでもおかしいと思ったら、医療機関に相談しましょう。
また、熱中症にならないように、しっかりと水分・塩分補給をして、適度に休憩するようにしましょう。