いわゆる二日酔いの時に発生する頭痛です。
片頭痛を持っている人は、特にアルコールによる頭痛が起きやすいと言われています。
また、お酒の弱い人もアルコールを分解しきれないため、アルコール頭痛になりやすいとも言われています。
アルコール頭痛の特徴
お酒を飲み過ぎた後、二日酔いになってしまうと、吐き気や倦怠感などの不快感と共に頭痛に悩まされてしまうことがあります。
アルコールが体内から排出されると次第に頭痛も治まってきますが、これといった予防方法や対処方法が分からないという声が多いようです。
アルコール頭痛の症状
痛む場所 | こめかみ |
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痛み方 | 片頭痛と同じズキンズキンと脈打つような拍動性の痛み |
痛む期間 | アルコールが体内から排出されるまでの間、数時間から半日程度 |
その他の症状 | 倦怠感、吐き気、頻尿など |
アルコール頭痛の原因
お酒を飲み過ぎてしまうと、体内にアセトアルデヒドという有害物質が蓄積されます。
アセトアルデヒドは血管を拡張させるため、神経を圧迫し頭痛を引き起こします。
アセドアルデヒドは、分解されて酢酸になり、最終的に二酸化炭素と水に分解されて体外へ排出されます。
お酒の弱い人は、この分解速度が遅いため、二日酔いになりやすく、頭痛にもなりやすいようです。
東洋医学では、この体内に残った余分な水分によって起こる様々な不調のことを「水毒(すいどく)」と呼んでいます。
これによって、頭痛の他にも、顔がむくむ、喉が渇く、頭がボーっとする、トイレが近くなる、などの症状が現れることがあります。
アルコール頭痛の対処方法
アセトアルデヒドの分解を促すためには、ビタミンやミネラルの補給が必要になります。
スポーツドリンクや経口補水液で水分補給をすると良いでしょう。
サプリメントや漢方は有効なようですが、ウコンやしじみについては医学的にははっきりとした効果は証明されていないようです。
ただ、ウコンやしじみに含まれるビタミンやミネラルの補給によって、アセトアルデヒドの分解が促進されているかもしれません。