こんにちは、みつです。
長年頭痛に悩まされていると、市販の頭痛薬や病院で処方された頭痛薬のお世話になることも多くなります。
これまでは、頭痛が発生してもある程度我慢して、どうしてもつらくなった時に飲むようにしていました。
その理由のひとつには、薬を使い過ぎると「薬物乱用頭痛」になってしまう恐れがあるためです。
薬を飲み過ぎると、薬が効きにくくなるという噂もあったりして、出来るだけ薬は使いたくないという方も多いかと思います。
かといって、吐き気を伴うような激しい頭痛は、とても我慢できるものではないですよね?
私も週末になると、吐き気を伴う頭痛に悩まされることがよくありました。
吐き気ではなく、実際に嘔吐してしまうこともあったので、薬を飲んだ後に嘔吐してしまうと、せっかく飲んだ薬まで吐き出してしまうことになります。
そんな時には吐き気がある程度落ち着いてから薬を飲むようにしていました。
吐き気が落ち着くまでは、何度か嘔吐を繰り返しながらも、部屋を暗くして静かなところで横になって安静にしますが、頭痛と吐き気でそれはツライものです。
これは薬を飲むタイミングが間違っていたのではないと考えていました。
市販の頭痛薬には、用法として、
「1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて水又はぬるま湯で服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。」
などと書かれていることが多いと思います。
しかし、薬を飲むタイミングは、詳しく説明されていないことが多いですね。
書いてあるものも見かけますが、「症状があらわれた時」というくらいしか書かれていません。
では実際に、頭痛薬の効果を得るために、薬を飲むベストタイミングはいつなのでしょうか?
なぜ薬を飲むタイミングを気にする必要があるのか
以前の私のように、ギリギリまで我慢してから頭痛薬を飲むのは、薬の飲み方としては一番良くない方法です。
なぜならそれは、頭痛薬の効果を半減させてしまう行為に他ならないからです。
頭痛の痛みが酷くなってから薬を飲むと、効果が半減してしまうのには、頭痛薬が痛みを抑える仕組みに関係しています。
頭痛薬は、痛みの原因となる物質の発生を抑えるという働きがあります。
つまり、痛みの原因物質が増え過ぎてしまうと、その物質を抑える効果の限界を超えてしまうため、結果として効果が半減してしまうのです。
薬を飲むタイミングを間違えてしまうと、薬の効果が半減してしまうということを理解しておきましょう。
風邪薬などは食後、
生薬、漢方などは食前や食間、であることが多いと思います。
食前、食後、食間というのは、それぞれ飲み方が決まっています。
食後の場合は、ご飯を食べた後30分以内に服用すること
食前の場合は、ご飯を食べる30分前までに服用すること
食間の場合は、食事の前後2時間空けたところで服用すること
では、頭痛薬の場合は、いつ飲むのがベストなのでしょうか?
ベストタイミングはこれだ!
頭痛薬は、症状があらわれたら服用するという用法になっています。
食前や食間も分かりにくいですが、ある程度時間が明確になっているので、飲むタイミングの目安がはっきりしていますね。
しかし、頭痛薬の場合は、ざっくりしていてどのタイミングで飲むのがベストか分かりにくいです。
「痛くなったらすぐ・・・」のようにCMで耳に残っているフレーズもありますが、本当のベストタイミングは実は少し違っています。
頭痛薬の働きは、原因物質の発生を抑えるということです。
これを念頭に置くと、一番最適な服用のタイミングは、ズバリ「頭痛発生の直前」です。
長年、頭痛に悩まされている方は、
「あ、これは頭痛が来そうかも!?」
という前兆のようなものを感じる方も多いと思います。
特に片頭痛の場合は、閃輝暗点(せんきあんてん)などの前兆が現れることもあります。
閃輝暗点については、こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
この頭痛が来そうかもと感じたところで飲むのが一番頭痛の痛みを軽減できるのです。
最近、私もこのタイミングで頭痛薬を飲むようにしてから、頭痛のつらい痛みに悩まされることが無くなりました。
とは言え、そんな頭痛の前兆なんて分からないという方も居ると思います。
私も最初は分かりませんでした。
そんな場合は、頭痛が発生したらすぐ薬を飲むこと。
CMでよく聞くフレーズ「痛くなったらすぐ・・・」をそのまま実施すれば良いでしょう。
そもそも頭痛薬に頼らない体質作りを
頭痛薬を飲むのは、一番確実で手軽な対処方法です。
それだけに、ついつい頭痛薬にばかり頼ってしまうことが多いと思います。
しかし、薬にばかり頼ってしまうと、「薬物乱用頭痛」の危険も潜んでいます。
薬物乱用頭痛を回避する方法で、薬物乱用頭痛にならないように気をつけて、頭痛と付き合っていきましょう。
また、そもそも頭痛になりにくい体質作りも必要です。
例えば、緊張型頭痛の場合は、
・ 首や肩に負担をかけないように姿勢に気をつける
・ 後頭部、首、肩を温める
・ 適度な運動
片頭痛の場合は、
・ ストレスを溜めない
・ 目を酷使しない
・ 適度な運動
・ コーヒーを飲む
その他にも、
・ チーズやチョコレートを控える
・ 海藻類やナッツ類を積極的に摂る
・ マグネシウムを補給する
など、生活習慣、食生活をコントロールすることで、頭痛になりにくい身体を作ることができます。
まとめ:頭痛薬は頭痛発生の直前がベストタイミング
頭痛薬は、頭痛の原因となる物質の発生を抑える働きがあります。
その働きを最大限に生かすためには、頭痛発生直前がベストタイミングになります。
前兆のある片頭痛の場合は、閃輝暗点などが出た時、前兆が分からない場合は頭痛が発生したらすぐ、頭痛薬を飲んでみましょう。
頭痛が酷くなる前に、早めに対処するのが頭痛薬による最善の対処方法になります。
ただし、頭痛薬の飲み過ぎは、かえって頭痛の原因となってしまうことがあるので、出来ることなら頭痛薬に頼らない、頭痛になりにくい身体作りを目指してみましょう。
頭痛の原因のひとつに、マグネシウム不足があると言われています。
マグネシウムを効率よく摂取するには、こちらの記事もご覧ください。
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