【注意】頭を振ることで悪化する、他の病気に起因する危険な頭痛があるので、頭を振って片頭痛か判断するのは、絶対にお止め下さい。
緊張型頭痛と片頭痛の見分け方って、実は良く分からないですよね?
私は経験的に、肩こりから来る緊張型頭痛と吐き気を催す片頭痛の両方を持っていると感じています。
デスクワークで長時間座って仕事をしており、肩こりは慢性化しているので、頭痛も慢性的に発生しています。
また、急激な運動をしたり、お風呂などで身体を温めると激しい頭痛に見舞われることもあります。
はっきりと片頭痛、緊張型頭痛と判ればそれに合わせた適切な対処方法を実践できるのですが、はっきりしない場合もあるため判断に迷ってしまうことがあります。
判断を間違ってしまうと、この2つの頭痛は原因が正反対なので、対処方法によっては逆に頭痛が悪化してしまうことがあります。
そこで今回は、片頭痛と緊張型頭痛の見分け方についてご紹介したいと思います。
緊張型頭痛と片頭痛の違い
まずは、緊張型頭痛と片頭痛の特徴を比較して、違いを確認していきたいと思います。
緊張型頭痛 | 片頭痛 | |
---|---|---|
原因 | 肩こりや首痛などによって筋肉が硬くなり、血管や神経を圧迫することで痛みが発生します。 | ストレス等による自律神経の不調、運動や飲酒などによる血管拡張によって神経を圧迫することで痛みが発生します。 |
特徴 | 痛みは比較的軽めで、短時間で回復ことが多いのですが、連日発生することがあり、放っておくとうつ病に発展する可能性もあります。 | 前兆を伴う場合があります。「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれ、目の前がチカチカ光って見えたり、視界が暗くなったり、ゆらゆらして見えたりする現象がある場合があります。 |
症状 | 後頭部から頭全体にかけて締め付けられるような痛みだったり、頭が重たく感じたりします。 | 発生したら数10分~数時間続き、頭や身体を動かすと痛みが増します。 |
発生箇所 | 後頭部から頭部全体 | 片側もしくは両側のこめかみ、側頭部 |
発生期間 | 数日から数週間継続して発生 | 週1~2回、または月1~2回程度 |
拍動性 | 非拍動性 | 拍動性あり(ドクンドクンと脈打つような痛み) |
片頭痛と間違う緊張型頭痛
緊張型頭痛には2種類あって、「反復性緊張型頭痛」と「慢性緊張型頭痛」があります。
反復性の場合は、1ヶ月で15日程度繰り返し発生しますが、痛みは軽く数分から数10分で治まります。
慢性の場合は、ほぼ毎日継続して痛みが発生し、目の前がチカチカしたり、吐き気を伴ったりと、片頭痛に似た症状を訴える場合もあります。
片頭痛と慢性緊張型頭痛は、症状が似ていることから判断が難しいため、医師に相談するのが間違いないでしょう。
そうは言っても、病院に駆け込む前に、どっちの頭痛か知っておくというのは、スムーズな診察に役立ちますので、ある程度判断出来た方が良いと思います。
いくつかの簡単な判別方法
横になってみる
片頭痛の場合は、頭や身体を動かすと痛みが増すことがあります。緊張型頭痛の場合は逆に身体を動かすと痛みが和らぐ場合があります。
横になってみて痛みが和らぐようでしたら、片頭痛かもしれません。
どちらの場合にしても、痛みがひどい時は無理せず安静にして下さい。
頭を振ってみるなどの判別方法を紹介しているサイトもありますが、頭を振ることで悪化する危険な頭痛もあるので、絶対に行わないで下さい。
首や肩を温めてみる
緊張型頭痛は、首や肩のこりが原因ですので、肩や首回りを温めて痛みが和らぐ場合は緊張型頭痛と思われます。
それでも痛みが変わらないようでしたら、片頭痛の可能性があります。
おでこやこめかみを冷やしてみる
熱吸収シートなどをおでこに貼って、様子を見てみます。
痛みが和らぐようであれば、片頭痛の可能性が高いでしょう。
判別方法を挙げてみましたが・・・
他にも耳を温めて治まるようであれば片頭痛の可能性があるとか、対処方法を実践してその効果から判断するのが賢明な判別方法かなと思います。
ただし、ここに挙げた方法で頭痛が悪化しても、責任は負えませんのであしからず・・・。
また、必ずしも判断しづらかったり、正しい判断であるとは限りませんので、きちんと病院に行って、症状や対処してみたことを説明して、診察してもらうことをお勧めします。
まとめ
私は経験的に、こうだと思っているところがあり、実際に症状や対処方法も合っているように感じているため、医師に相談まではしてませんが、MRIなどで重大な疾患は無いことまでは確認しています。
どちらの頭痛が発生したとしても、日常生活に支障が出ないように早めに頭痛薬を飲むことも大切です。
また、繰り返し強い痛みが継続する場合は精神的ダメージを受けることもあるので、早めに医師に相談しましょう。