こんにちは、みつです。
英名でフィーバーフューと呼ばれている夏白菊(ナツシロギク)は、主にヨーロッパでは古くから鎮痛・抗炎症の薬として使われていました。
現在では、サプリメントとして使われていますが、今回は夏白菊(ナツシロギク)、フィーバーフューについて深堀してみたいと思います。
夏白菊(ナツシロギク)ってどんな植物?
キク目/キク科/ヨモギギク属で、多年草の植物です。
英名をフィーバーフュー、学名をTanacetum partheniumと言います。
和名では、ナツシロギクの他に、イヌカミツレ、タナセツムとも呼ばれています。
ヨーロッパ南西部から西アジアで主に生息しており、古くから観賞用や薬用ハーブとして使われ、現在では世界中に広まり栽培されています。
園芸では、マトリカリアという名前で知られており、秋に種まきして、冬を越して春に花を咲かせます。
開花時期が5月~7月と長いため、観賞用として初心者でも育てやすい花として親しまれています。
夏白菊(ナツシロギク)の育て方
種まきは、9~10月が最適と言われています。
庭で植える場合は、ビニールでトンネルを作るなどして、凍れないように気をつけます。
鉢植えの場合は、風通しの良い日なたに置いて、高温多湿や凍結に注意しましょう。
庭植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、土が乾いてきたら与えるようにします。
高温多湿が苦手なため、水をやり過ぎると、立ち枯れや根腐れを起こすので注意が必要です。
ハーブティーの作り方
夏白菊(ナツシロギク)、フィーバーフューには、「パルテノイド」という成分が含まれており、鎮痛、抗炎症の効果が期待できることが知られています。
その他にも、育毛・発毛にも効果が期待できると言われています。
ただし、生葉を摂取したりすると、まれに口内炎、唇周辺の炎症、味覚喪失などの症状が起こることがあります。
また、妊婦の方の摂取は、「子宮の収縮」が起こり、流産や早産の危険があるため推奨されていません。
収穫方法
花が咲く手前、4月後半頃に葉や茎などを収穫します。
摘み取った葉や茎は、輪ゴムなどで小さい束にまとめ、ハンガーなどで直射日光に当たらないところで1週間程度乾燥させます。
いれ方
水1リットルに対し、小さじ1~2杯で約3分ほど煮出します。
苦味成分が強いため、煮出しすぎると飲みづらくなってしまいますので、葉の量や煮出す時間を調節してみて下さい。
それでも飲みづらい場合は、レモンやはちみつなどを混ぜると飲みやすくなると思います。
いくつかの注意点
夏白菊(ナツシロギク)、フィーバーフューは、観賞用としてだけでなく、ハーブとしての効果も期待できますが、いくつか注意しておきたい点もあります。
・ 生葉は苦味成分が強く、そのまま食すると、口内炎や口周辺の腫れ、味覚喪失を起こす可能性があります。
・ 長期間継続して飲んで、急に飲むのを止めてしまうと、離脱症状(頭痛や吐き気などの不快な症状)が出る場合があります。
・ 止める場合は、少しずつ減らしていくのがよいです。
・ ブタクサやキクなどの花粉症がある場合は、ナツシロギクにも反応してしまうことがあります。
・ 妊婦の摂取には、特に注意が必要です。流産や早産の可能性があります。
・ まだ研究段階のため、医学的な効果は証明されていません。
サプリメントを使った感想ですが・・・
私の場合は、実際にハーブティーは試していませんが、手軽に摂ることができるサプリメントを試してみました。
サプリメントを使って、夏白菊(ナツシロギク)、フィーバーフューを摂取してみた感想としては、私の場合ということで断わりを入れておきますが、頭痛は無くなるまでは至りませんでしたが、飲んでいる期間中は、痛みが軽くなったような感じがしました。
長期間使用すると、もう少し違う結果になるかもしれませんが、個人的な感想としては、一定の効果があると実感しています。
フィーバーフューを手軽に摂取できるサプリメント「ズキガード」を使ってみた感想などは、「ズキズキにオススメのサプリ「ズキガード」を1ヶ月使った感想」にて詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてみて下さい。
まとめ
夏白菊(ナツシロギク)、フィーバーフューは、キク科の多年草で、観賞用やハーブとして家庭でも栽培できます。
園芸用としては、マトリカリアという名前で知られています。
比較的初心者でも育てやすく、開花時期も長いため、観賞用として育ててみるのも良いかもしれません。
頭痛解消の点からは、葉や茎を乾燥させてハーブティーとして飲むと、効果が期待できそうですが、いくつか注意が必要です。
そのまま摂取すると副作用を起こすこともあり、アレルギーにも注意が必要です。特に妊婦の方の摂取は要注意です。
観賞用として楽しみながら、ハーブとしても楽しめる(苦味が強いので楽しめるかは・・・)ので、家庭で栽培してみるのも面白そうですね。
ハーブティーの専門店でも、フィーバーフューティーの葉は販売されていますので、ハーブとして楽しむだけなら、茶葉を購入してみるのもひとつの方法です。
でも、手軽に摂取するならサプリメントが一番かもしれませんね。