こんばんは、みつです。
以前、緊張型頭痛を和らげるとっておきのツボについてご紹介しました。
緊張型頭痛と片頭痛は、発生のメカニズムが違うため、対処方法を間違うと真逆の効果となってしまいます。
例えば、片頭痛の場合は首の後ろや額を冷やすと良いですが、緊張型頭痛の場合は、逆効果となり、緊張型頭痛の場合は、首や肩を温めると良いですが、片頭痛の場合は今度はそれが逆効果になってしまいます。
今回は、片頭痛を和らげるとっておきのツボをご紹介したいと思います。
こちらで紹介するツボは、緊張型頭痛にも片頭痛にも効くので、どちらの頭痛で悩んでいても対処できるので、オススメです。
片頭痛にも緊張型頭痛にも効き目のあるツボ
それでは、さっそく片頭痛に効き目のあるツボのいくつかをご紹介したいと思います。
風池(ふうち)
首の後ろを通る2本の太い筋の外側にあるくぼみ(天柱)から指2本分外側にあるくぼみが風池(ふうち)というツボです。
こちらのツボは、めまい、高血圧、自律神経に効くと言われており、頭痛や耳鳴り、歯痛にも効果が期待できます。
【指圧方法】
風池のツボを3秒押して3秒離す、というのを何度か繰り返します。
天柱(てんちゅう)
首の後ろを通る2本の太い筋の外側にあるくぼみ、髪の生え際あたりが天柱(てんちゅう)になります。
こちらのツボは、頭痛や肩こりに効果があると言われている有名なツボのひとつです。
【指圧方法】
手のひら全体で頭を包むように両側から手を当て、親指で頭の中心に向かって押し上げるように指圧します。
片頭痛に効き目のあるツボ
特に片頭痛に効果のあるツボとしていくつかをご紹介します。
足三里(あしさんり)
ひざの皿の下、外側のくぼみに人差し指を当て、指を揃えた時に小指が当たるところが、足三里(あしさんり)というツボになります。
こちらのツボは、足の疲れ、むくみ、胃腸の症状に効くと言われています。
下半身の方に血流を促すことで、頭部に血液が集中しているのを分散させて血管拡張を緩やかにしてくれます。
【指圧方法】
親指か中指で骨の外側を押し込む感じで指圧します。
痛気持ちいいくらいの感じが目安です。
一日に何度押しても良いので、小まめに指圧してあげるとよいでしょう。
崑崙(こんろん)
外くるぶしのすぐ後ろのくぼみが崑崙(こんろん)と呼ばれるツボになります。
こちらのツボは、頭痛の他に、めまい、吐き気などにも効果があると言われています。
【指圧方法】
足首をつかむようにして、親指でツボを押します。
2~3秒押し続け、2~3秒掛けてゆっくり離していきます。
これを何度か繰り返します。
足臨泣(あしりんきゅう)
足の薬指と小指の骨が合流するところ、付け根辺りが足臨泣(あしりんきゅう)と呼ばれるツボになります。
頭痛や首、肩こりに即効性があると言われています。
【指圧方法】
このツボは即効性があるといわれていますが、押すと痛みを感じるところなので、始めは軽めに少し痛みを感じるくらいから始めます。
慣れてきたら、少し強めに加減しながら押していきます。
まとめ:片頭痛には足元のツボで頭部の血管拡張を抑える
緊張型頭痛と片頭痛両方に効果のあるツボ、特に片頭痛に効果のあるツボをご紹介しました。
片頭痛は頭部の血管が拡張することで発生します。
下半身の方に血管を促すことで、頭部の血流を抑え、血管拡張を緩やかにする効果が期待できます。
頭痛薬に頼らない解消方法のひとつとしてツボを指圧してみてはいかがでしょうか?