頭痛の種類

頭痛は悪化すると将来的に「脳過敏症候群」になる恐れが・・・

投稿日:2018年8月16日 更新日:

こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。

頭痛、特に片頭痛は、完治しないもの、長く付き合っていくしかないもの、と思われています。

生活習慣や食生活などを改善し、適切に対処していけば、頭痛薬に頼らずに頭痛を軽減でき、解消することも可能です。

私も仕事柄、コンピューターを長時間使ったりしているので、なかなか生活習慣を見直すのも難しいのが現状です。

しかし、片頭痛を放置したり、適切な対処を行わないと、将来的に「脳過敏症候群」になってしまう可能性があります。

今回は、そんな脳過敏症候群について解説したいと思います。

脳過敏症候群とは?

脳過敏症候群は、2010年頃に発表されたもので、「頭痛は消える。」などの著者として知られる、東京女子医科大学の客員教授で、頭痛外来で多数の患者を診てきた、清水俊彦氏が提唱したものです。

これは、脳が興奮状態になり、周囲の刺激に対して過敏に反応してしまう症状を指しています。
主な症状としては、

・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・不安感
・抑うつ状態
・不眠

が挙げられます。
これらの症状は、若い頃は現れにくいですが、歳を重ねていくに従い、現れやすくなってきます。

これまでは、「原因不明の耳鳴り」や「原因不明のめまい」として扱われていましたが、これらの原因が片頭痛にあると現在では考えられています。

片頭痛が脳過敏症候群に悪化する理由

片頭痛の方は、経験があるかもしれませんが、頭痛が発生すると、光や音、匂いなどに敏感になってしまうことがあります。
これは、脳が興奮状態になり、周囲の刺激に過敏に反応してしまうことで起こります。

片頭痛は、様々な原因によって引き起こされます。
なぜならそれは、脳が様々な刺激に敏感に反応してしまうことによって、脳が興奮状態になり、脳に血液をたくさん送り込もうとして、血流を促したり、血管を拡張したりさせます。

そのため、周囲の神経を圧迫して頭痛を発生させてしまいます。

片頭痛の対処を誤ったり、放置したりすることで、頭痛が慢性化し、脳が興奮状態になりやすくなってしまいます

脳が興奮状態になると、光、音、匂い、振動、気圧、湿度、など様々な刺激に敏感になります。

脳が刺激を受ける

脳が興奮状態になる

片頭痛になる

脳が刺激を受けやすくなる

脳が刺激を受ける

(以下略)

と、繰り返して、徐々に慢性頭痛となっていき、その先に脳過敏症候群に発展すると考えられています。

脳過敏症候群にならないために必要なこと

片頭痛は、年齢とともに起こりにくくなると言われています。

実は、加齢とともに血管の柔軟性が失われて、血管が拡張しにくくなる(血管が硬化する)ため、神経を圧迫しなくなるからです。

しかしながら、脳が周囲の刺激に過敏に反応していることが改善されたわけではありません。
片頭痛が発生すると、どうしても頭痛薬などで痛みを抑える対症療法になってしまいがちです。

頭痛の痛みだけを抑えて、脳の興奮状態を放置してしまうと、脳が興奮しやすい状態が慢性化してしまいます。

まずは、医療機関(脳神経外科)で脳が興奮しやすいかどうかを診察してもらうところから始めるのが一番でしょう。

日常生活で、出来るだけ脳を興奮状態にしないように心がけることも必要ですね。
具体的な例をいくつかご紹介します。

・夜寝る前に、スマホを見ない
・朝起きて、いきなりカーテンを開けない
・天気の良い日は、サングラスをかける
・人混みに行く時は、マスクをつける
・飲酒や喫煙を控える
・カフェインを摂り過ぎない

刺激となる、光、音、匂い、など完全に防ぐことは出来ませんが、極端に受けないように心がけてみましょう。

まとめ:将来「脳過敏症候群」にならないために、脳の興奮状態を抑える生活を心がけよう

脳過敏症候群は、片頭痛による脳の興奮状態を放置していると将来的に起きてしまうかもしれない症状です。
これまでは、原因不明の頭痛やめまい、不眠などが症状として扱われていました。

片頭痛は、痛みだけでなく、脳が興奮状態になるため、光や音、匂いなどの急に強い刺激を受けないように心がけて、脳を興奮させないようにしましょう。

普段の生活で、頭痛にならないための習慣を「清水俊彦」氏が著した「頭痛は消える。」で紹介しています。

頭痛は消える。

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緊張型頭痛、片頭痛の両方を持っていて、週末になると激しい頭痛に苦しめられています。

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