こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。
みなさんは、子どもの頃に頭痛に襲われたことがありますでしょうか?
小児頭痛を経験したことのある方の中には、仮病を疑われたり、頭痛くらい大したことないと思われたりした経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、子どもの頃に起きる頭痛は大人になってから起きる頭痛とは発症の仕方に違いがあります。
今回は、小児頭痛の特徴についてお話したいと思います。
小児頭痛は誤解されやすい!?
子どもの脳は、発達途中の段階にあるため、痛みの伝達が不安定になることがあり、頭痛の原因となる刺激が頭の痛みとしてではなく、腹痛や吐き気、嘔吐などに現れる場合があります。
そういえば、私も子どもの頃、よくお腹を壊したり、吐いたりしていたことを思い出しました。
また、子どもの頭痛は数十分から数時間で治まってしまうことが多く、保健室で休んでいたり、早退して帰宅したり、する頃にはケロッと何事も無かったように元気になってしまうため、サボるための仮病ではないかと思われてしまう場合もあるようです。
子どもは頭痛の症状をうまく伝えられない
お子さんが頭痛になった時に、
どんな風に痛いの?
どこが痛いの?
どのくらい痛いの?
と色々聞いてしまうことがあると思います。
周りは心配しているから当然なのですが、子どもの場合は適切な表現をするためのボキャブラリーが充分ではないこともありますが、痛みの伝達が発達途中で不安定なこともあるため、どこがどのくらい痛いのかはっきりしないという側面もあります。
そのため、はっきりと表現できないことから、大したことのない頭痛と思われてしまうこともあるようです。
私の子どもの頃の体験
子どもの頃、授業中に頭痛に襲われて泣き出してしまい、周りから「どうしたの?」と問いかけられても、ただただ泣くだけで返事も出来ないということがありました。
私の小学生の時の体験なのですが、頭が痛いことは自分でも理解しているのですが、どのように痛いとか、どのくらい痛いという表現がうまく出来ずに、泣くことしか出来ませんでした。
しかし、その数時間後には、ケロッと痛みが治まっているということもありました。
保健室で休んでいたり、早退して帰宅したりする頃には頭痛も治まってることがあるので、仮病と思われないようにしばらくの間、具合が悪い状態を振舞っていることもありました。
今考えると、それこそ仮病になってしまうのですが、そこは子どもの発想です。
すぐに治ったと思われたら、学校に戻れとか、授業に出ろとか、仮病を疑われたりするのが嫌だったので、そのように振舞ってしまったのかもしれませんね。
子どもは頭痛を繰り返す?
例えば、運動が苦手な子が体育の授業を受ける時、計算が苦手な子が算数の授業を受ける時など、子どもと言えどもストレスを受けてしまいます。
ストレスを受けている時は血管が収縮しているのですが、授業が終わった後はそのストレスから解放されます。
例えば、お昼休みや帰宅後などに頭痛が起こることもあります。
大人の場合は、ストレスから解放される週末に頭痛が起こりやすいのと同じ状況が、その日のうちに起こることになります。
そして、その頭痛は数時間以内には治まってしまうということを繰り返してしまいます。
頭痛になりやすいお子さんは、脳への刺激に敏感であると言えます。
頭痛以外にも、お腹を壊しやすい、乗り物酔いしやすい、吐き気や嘔吐を起こしやすい、などの症状としても現れることがあるので、こういうお子さんは、脳の反応が良い、賢いタイプとポジティブに考えていた方がよいかと思います。
まとめ:小児頭痛は脳が発達途上であるため誤解されやすい
子どもの頃に起きる頭痛は、本人もうまく説明できず、数時間で治まってしまうため、仮病や大したこと無いものと誤解されてしまいがちです。
このような経験をしてしまうと、頭痛は悪いことと認識してしまい、ついつい頭痛を我慢してしまうようになります。
そうすると、頭痛が悪化してしまったり、慢性化してしまい、頭痛薬が効きにくくなるだけでなく、うつになったり、他の病気になってしまうこともあります。
頭痛は対処方法を誤ると、後々苦しむことになるので、早めに専門医に相談するとよいと思います。