こんにちは、頭痛解消ラボのみつです。
最近は、様々な病気や症状に関する書籍がたくさん出版されていますね。
しかしながら、頭痛に関する書籍は、患者数と比べて圧倒的に少ないようです。
少なくとも私がよく利用する書店では、あまり扱っていませんでした。
慢性的な頭痛に悩んでいる人は、約4,000万人とも言われています。
その一方で、患者数が多いと言われている腰痛でも約1,000万人、糖尿病でも約950万人と言われています。
比べてみると圧倒的に、頭痛に悩んでいる人が多いことが分かります。
その比率でいくと、もっとどこの書店でも当たり前のように扱われていても不思議ではないと思うのですが、なかなかお目にかかれませんでした。
そんな国民の4人に1人が悩まされている頭痛について、生活習慣や食事などを見直すことで頭痛を解消できるという、「頭痛は消える。」という書籍をご紹介します。
著者は頭痛専門医
「ためしてガッテン」、「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」、「林修の今でしょ!講座」などのテレビ番組でも紹介されている「清水 俊彦」先生です。
東京女子医科大学脳神経外科(頭痛外来)の客員教授をされており、日本頭痛学会の理事も歴任されています。
1日200人、月間6000人の頭痛患者を診られているそうで、今回ご紹介する書籍には、そこで培われた経験や知識を惜しみなく詰め込まれています。
内容について簡単にご紹介
この「頭痛は消える。」には、
・生活習慣
・飲食
・住まい
・服・美容
・外出時
・乗り物
・クスリ
とカテゴリー分けされており、それぞれのシチュエーションで、分かりやすく簡潔に解消方法を紹介しています。
その一部を抜粋してご紹介します。
仕事は週始めにパワーアップ、後半はペースダウン
こういった一言でわかりやすい標語のような形で、頭痛の解消方法を教示しています。
頭痛はストレスを深く関係しているため、ストレスが強い状態では緊張し筋肉も硬くなるため、緊張型頭痛になりやすく、反面、血管が収縮しているので片頭痛は起こりにくくなっています。
しかし、仕事のストレスから急に解放されると血管が拡張して片頭痛になりやすくなってしまいます。
したがって、週末に向かっては徐々に仕事のペースを落として、感情の起伏が激しくならないようにした方が良いということです。
そうは言っても簡単にペースは落とせないんですけどね・・・。
買う時は、成分の「単一」「複合」を見きわめて
こちらの内容は、当ブログでもご紹介していましたが、頭痛薬を購入する際に、単一成分かどうかを判断して購入する方法についてご紹介しています。
使い始めは、単一成分がオススメです。
使用過多になると、複合成分の場合は、単一成分に比べて薬物乱用頭痛になりやすいと言われています。
また、頭痛以外の症状、胃痛やむくみ、眠気などの諸症状がある場合は、胃粘膜保護成分や無水カフェインなどが入ったものを選ぶという方法もあります。
まとめ:「頭痛は消える。」で紹介の58の習慣で、頭痛解消を目指そう
著者である清水先生が、頭痛外来で患者を多数診てきた中で、頭痛を起こしやすい人の行動などから、改善方法を提案されています。
頭痛になりやすい人は、脳が刺激に敏感になっていることが多いそうで、光、音、匂い、気圧、等々様々な環境の変化に脳が興奮状態になって頭痛として現れるというのが大きな命題になっています。
したがって、いかに脳への刺激を少なくするかという共通した改善テーマになっていることがわかります。
各カテゴリーごとにわかりやすくまとめている、58の習慣は、頭痛体質を改善するためには、比較的実行しやすいものが多いです。
ダイエットなどに比べると、頭痛の解消には、ある瞬間に気をつけたり、行動について準備を心がけるだけなので、頭痛薬から解放されたい方は、ぜひ読んでいただきたいと思います。