頭痛を解消するために、ネットで色々調べていると、必ずたどり着くサイトの一つに、「日本頭痛学会」というところがあります。
その日本頭痛学会で推奨されているのが、「頭痛体操」です。
そこで今回は、この頭痛体操についてご紹介したいと思います。
日本頭痛学会とは?
まずは、この頭痛体操を推奨している「日本頭痛学会」について、ご紹介したいと思います。
一般社団法人 日本頭痛学会は埼玉県にあり、1996年に設立されました。
年に3回ほど学会誌を発表し、頭痛診療のガイドラインなどを発行しています。
そんな日本頭痛学会が患者向けに推奨しているのが、頭痛体操です。
頭痛体操とは?
頭痛体操は、片頭痛の発生頻度を軽減することを目的としており、緊張型頭痛の軽減にも有効とされています。
通常は、脳が痛みの調節機能をコントロールしているおかげで、頭痛が自然と治まるようになっています。
片頭痛が頻発する人は、この調節機能がうまく働かないため、頭痛が長引いたり、繰り返し発生したりするそうです。
頭痛体操は、首や肩の筋肉をほぐし、脳の調節機能を活性化させるためのストレッチ体操になります。
頭痛体操のやり方
頭痛体操の方法は、以下の3つがあります。
・後頚筋を伸ばす、腕を振る体操
・僧帽筋を伸ばす、肩を回す体操
・椅子に座ったままで、オフィスでもできる体操
行う時の注意点は、頭を動かさないこと。
また、痛くなったらすぐに中止して下さい。
片頭痛の発作中や頭痛の痛みがある時は、実施しないで下さい。
後頚筋を伸ばす、腕を振る体操
正面を向き、頭を動かさず、身体の中心を軸として両肩を回します。
この時、身体の中心軸が動かないように意識します。
これは、首と頭を支えている筋肉(インナーマッスル)をストレッチすることで、頭痛の痛みを和らげます。
この動作を1日2分間、リズミカルに行います。
僧帽筋を伸ばす、肩を回す体操
足を肩幅に広げ、肘を軽く曲げて肩の力を抜きます。
リュックを背負った時のような状態になります。
この状態で、リュックを背負い直すイメージで、後から前へ向かって肩を回します。
反対に前から後へも肩を回します。
この時は、服を脱ぐ時にバンザイするイメージで回します。
これをそれぞれ6回ずつ繰り返します。
椅子に座ったままで、オフィスでもできる体操
椅子に腰掛け、足を揃えた状態で正面を向きます。
「腕を振る体操」と同じように身体の中心軸を意識します。
顔を正面に向けたまま、動かさないようにして、肩を交互に前に突き出すイメージで身体を回します。
「右肩左肩交互に見て~」とリズミカルに、あまり早く動かすと力が入り過ぎてしまうので、少しゆっくりめで行って下さい。
まとめ
いつもの頭痛を軽減するために、脳の調節機能を活性化して、片頭痛を抑えるストレッチで頭痛薬に頼らない解消を目指してみましょう。
詳細は、
http://www.jhsnet.org/pdf/zutu_taisou.pdf
こちらで確認して下さい。
そんな頭痛体操をみなさんもお試しください。